2017年8月27日 (日)

晴れ!ゴーゴー!

 こんばんは。
 大きいわりに荷物の乗らないエスティマにはかなり不満があったのですが、来年度の自動車税から割増しになることもあって、ハイエースに買い換えました。
やはり、一度乗るとやめられないハイエースです、ハイ。

 ナンバーは特に希望しなかったのですが、出てきてびっくり「80-55」!、そう「晴れ!ゴーゴー!」だったんです!いや、星の写真を撮る者として、こんなゴロの良いナンバーはないだろうと思ってます♪

 最近、休日出勤が多くて残業代は出ない代わりに代休をとることが多くなってまして、仕事の都合さえつけば3連休を作ることもできます。
 そんなわけで、納車の翌日(25日)に晴れゴーゴー号で初の遠征に出かけてきました。

 行先はもう、定番になってしまった諸塚村。今回は3連休とは言え、出発時刻が遅いのと、日曜日はゆっくりしたかったので、キャンプなしです。
 一発目は、今シーズンはすでに取り逃した感のあるアンタレス付近です。

Tk1ms
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:SIGM150mmf2.8APO MACRO DG HSM+LPN-R(FF)フィルター
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×4分×8枚コンポジット
●その他、リサイズ

 もうシーズン過ぎてて、西に大きく傾いた状態でした。右下は地上の木の影が入ってます。さすがに高度が低すぎて青系の淡い色がほとんど出ませんでした。コントラストも悪く、無理に処理したのでアンタレスなんかは色が飛んでしまいました。

 

 そして、いまだに納得いくものが取れていない網状星雲NGC6992。

Ngc6992_20170825tk1ml

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造、外部冷却
●露出:ISO1600×15分×8枚コンポジット
●その他、リサイズ

 今回はたっぷり露出できました。メジャー級の天体で十分な露出がかけられているのなら、コンポジット枚数は8枚でも十分だなぁと思いました。
 久しぶりにちゃんと撮れたので、もうこれだけでも遠征した甲斐はあったというものです。
 これは来月あたりまでは撮れそうですが、今シーズンは最後かなぁ。

 次も網状なんですが、こちらはBORG76EDと改造kissX5で撮影して2カットをモザイク合成してみました。

Ngc69926960_tk1fftrm
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BORG76ED+レデューサー+LPN-Rフィルター(D=76mm、fl=425mm)
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×14分×4枚コンポジット×2コマモザイク
●その他、リサイズ・トリミングしてます

 モザイク合成はまだ1~2回しかやったことなかったのですが、今回は継ぎ目が目立たないように慎重に処理してみました。構図をミスってるのでちょっと窮屈でした。
 もうちょっと余裕をもって4コマモザイクでやった方がよかったのか?それとも色合わせが楽な2個まで構図を攻めるべきか悩みます。
 継ぎ目が目立ってしまうのが怖かったので、トーンカーブやレベル調整などは最初から2枚同時に同じ処理をしていきました。それでも若干色味が変わってしまうので、最後は自分の感覚を頼りに色合わせしました。

 そして、最後にハート星雲。
Ic1805_20170826tk1ms
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:SIGM150mmf2.8APO MACRO DG HSM+LPN-R(FF)フィルター
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×8分×10枚、4分×4枚、計14枚コンポジット
●その他、リサイズ

 この天体も、だいぶん前から取り組んではいたのですが、だいたいいつも後回しになったりして、ちゃんと撮ってなかった気がします。
 今回は150㎜望遠レンズで撮りました。空の状態が良かった割には、いまいちだったので処理の段階でごまかしてます。
 遠く熊本方面での稲光がひどくて、もしかしたらf2.8ではかぶってしまったのかなぁとも思いましたが、真相は不明です。


201708262140s


 遠くの稲光はこんな感じで、数十秒に1回くらいは光ってました。
ついでにミラーレスで撮った北天を1枚。
201708262113s


 カシオペア座からアンドロメダ座付近です。M31やよーく見るとM33まで写ってます。
明け方はもうオリオン座も昇ってきて、もう夏は終わってるんだなぁっと、しみじみ感じた遠征でした。

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2017年6月22日 (木)

小型赤道儀を作る(6)

 こんにちは。
先日、割り出し盤がなんとか完成したので、ウォームギアの製作に突入しました。

 前回の割り出し盤の記事を読み直してちょっと補足なんですが、既製品のロータリーテーブルで割り出せばいいじゃないか?と疑問を持たれるかもと思ったもので。
 既製品のロータリーテーブルが使えると、専用の割り出し盤は不要なんですが、私の旋盤は小さいので、既製品のロータリーテーブルを乗っけて工作は不可能なんです。
 で、苦労して専用の割り出し盤を作ったわけです。

 さて、ウォームギアの製作ですが、6mm厚の真鍮板から切り出しました。

201706181942s


 ケガキは、仕上がり寸法ではなく、穴はちょっと小さめ、外径はちょっと大きめに描いてます。
201706181945s


 面盤にセットして旋盤で穴を先に仕上げました。
201706191950s


 縁を落として八角形にして、再度旋盤に。前に作ったモールステーパー(MT3)のついたヤトイにセット。外周を削っていきます。
201706201955s さらに外周の縁を凹ませていきます。あらかた剣バイトで階段状に凹ませたら、金のこの刃で作った刃物を使って「手バイト」で削ります。
 これで失敗して、指をけがしてしまいました。(血が出た~!)
201706201964s
 外周の加工が大体終わったところです。

201706211971s
 で・・・割り出し盤を使って、ギアの歯を切っていくときのガイド溝を切っていったのですが‥‥。
 割出、感触が微妙すぎて難しいです。
 もう・・途中で「失敗してます!」って感じで、写真でもわかると思いますが、溝の間隔が均等になってません。
 苦労した割に、割り出しは失敗っぽいです。

201706211973trs
 そしていよいよ、この刃物の出番です。これ作ったのはもう4~5年前だなぁ・・・。
201706211975s
 こんな感じで旋盤にセットします。ガイド溝がしっかりできてないので、もう出たとこ勝負です!
 ちなみに、ギアの歯を切るときは割り出し盤を裏返しにセットして使うように設計してます。
そして、ギアになる円盤は自由に回転できるようにセットしてます。
201706211978s
 ギアが切れてきました。見た目いい感じ♪・・と思っていたのはちょっとの間だけでした‥。
201706211979scount

 割り出し作業は、完全に失敗。歯切りはとりあえずできましたが、問題は歯の数。
生を数えるのは難しそうだったので、撮った写真で数えてみました。
 1・・・10・・・・20・・・・70??、あれ?70歯目ちょっと早くないかい?いやいや気のせいだ‥80・・・90・・・・100・・・・110・・・120・・・・なんか多いような気が・・・130・・・140!
あう・・どう見てもあと10歯くらいありそう・・・。

 なんと、144歯を目指して作ったギアは150歯になってしまいました。最初の割り出しがうまくいってなくても、いくら何でも、プラスマイナス1歯くらいだと思っていたのに‥。
 なんか計算まちがえたかなぁ??

 というわけで、1回目のギア製作は失敗してしまいました。
しばらく立ち直れないかも・・・(嘘です♪)













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2017年6月15日 (木)

割り出し盤(144分割)完成!

201706141926trs


 こんにちは。
小型赤道儀の部品(ウォームギア)を作るための道具「割り出し盤」が完成しました。
一時はラチェットを利用しようかとか、もっと楽な方法はないかと考えていたのですが、結局は、これを作ることになってしまいました。

 構造は、台座の上の円盤の下面にφ1.5mmの浅い穴が72個(5度ピッチ)で空いていて、その穴が台座に取り付けてある小さな鉄球(下の写真)の上で止まることで割り出しを行います。
201706141936s


 この小さな鉄球の位置がみそで、軸の中心から57.5°離れて2か所についてます。最初の鉄球に円盤の穴がはまったときは、もう一方の鉄球はちょうど穴と穴の間にあります。
円盤を回転させると、穴にはまってなかった鉄球の方が穴にはまることで、72×2=144分割ができる仕組みです。

 201706091883s


 円盤の小穴は上の写真のようになっていて、びっしりです。φ1.5㎜でもこんな感じで、直接144分割にはできませんでした。
 穴あけの状況は次の写真のような感じ。結構根気が・・・。
201706091877s


 側面の大きめの穴は、この円盤を回すときにピンをはめて指がかかるようにするために開けてますが、この割り出し装置で最初の「割り出し」でした。
201706141924s


 こんな感じで、側面にφ3.1mmの穴を15°ピッチで24か所開けてます。


 本体の鉄球は直径3mmなんですが、最初にφ2.8mmの貫通穴をあけて、途中までφ3.1mmに広げて、最後に手製のリーマーで直径の変わる部分をテーパーに削り、鉄球の頭が0.3mmくらい出るように調整しました。
 あとは穴に入れたピンを、ヘアピンから削りだした板バネで背面から止めてます。
201706141921s


 下から、3㎜の鉄球、φ3㎜のシャフト、ヘアピン削りだし板バネ、止めネジ(M2)。
201706141930s


 背面からこんな感じで止めてます。

 あとは、ウォームギアの案内溝を切るためのカッターを作れば、いよいよウォームギアが作れそうです♪


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2017年6月10日 (土)

M5球状星団

こんにちは。
4月末の撮影だったのですが、やっと処理しました。

M5_20170428trs


 球状星団って、あんまり好んで撮ってないのですが、今回は近場の山にリハビリ程度の撮影で、メシエナンバーのついている天体は全部撮りたいと思っているので、この機会にとってみました。

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造、外部冷却
●露出:ISO1600×6分×8枚コンポジット
●その他、リサイズ・トリミングしてます

 露出は普段よりちょっと短めにしました。球状星団は特別小さなものでなければ、見栄えは良いですね。

 同じくBORG76EDと以前改造したKissX5でも撮ってみました。

M5_20170428x5trs

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BORG76ED+×0.85レデューサー+LPR-N(FF)フィルター(D=76mm fl=425mm)
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×6分×6枚コンポジット

 今回は出かける前にそれとなくY-daにメールしたんですが、まだ海外にいるようで。
そろそろ帰ってきたのかなぁ?
 
 梅雨入りしたので、どうかと思いまが、今月の新月期は遠征したいとたくらんでいます。
雨なら工作を進めようかなぁ。(こちらもだいぶん進んできた♪)

 

 

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2017年5月28日 (日)

フライス盤

こんばんは。

昨日、今日の土日はよく晴れていて、しかも月も小さいというのに、撮影に行きませんでした。
ここ1週間くらいは工作にはまっていいて、この土日は工作三昧でした。

じつは先週、念願のフライス盤を導入したのです。

201705171709s


 寿貿易のFM110Eという機種です。
以前から使っている旋盤と同じメーカーで、ここの製品は信頼性が高くすぐに使えるので、今回もここを選びました。

 こういうのを買うときは、思っているものよりも一ランク上のものを選ぶ方がいいのですが、フライス盤はとても重量が重いので、そこがネックとなりこの機種に落ち着きました。
 これで、50kgあります。旋盤の方も30kg以上あって重かったのですが、これはもう・・・人一人分です。一人でセッティングするには限界ですね。

201705171708s


 旋盤と並べてセッティングしました。

 初の工作は、以前から作成中の赤道儀のウォームギアを作るための道具の部品・・シャフトを加工してみました。

201705251711s


 ロータリーテーブルに三つ爪チャックをセットして、Φ15mmの軟鉄棒を挟んで、すり割りカッターでC-リングを取り付ける溝を掘ってます。
 このすり割りカッターを取り付ける軸は、以前旋盤用に作ったものをコレットチャックで掴んで使っています。

201705251715s


 この状態で台座のロータリーテーブルをゆっくり回すと溝が切れます。
以前は、旋盤で突っ切りという作業で切る必要があったのですが、「突っ切り」は旋盤作業で一番難しい(と思っている)ので、失敗が多いし、工具は壊すし・・・できるだけやりたくなかったんですが、フライス盤使うと楽勝でした♪

201705261717s


201705261718trs


 出来上がったシャフトです。
もちろん、ボルトとC-リングはナフコで買ってきた既製品です。(笑)

 次に台座の方を加工したのですが、このシャフトが入る穴は正確に加工する必要があるので、普通はちょっと小さめに掘った穴にハンドリーマーを入れて仕上げることになります。
 しかし、このハンドリーマー・・・Φ15mmくらいになると5000円~2万弱?くらいととてもお高いんです。1回しか使わないかもしれない工具としては、ちょっと買うのはもったいないので、このリーマーも自作ししました。

 Φ15mmのドリルロッド(SK4)の先端の20mm程度を1/100程度のテーパーにして、並行部25mm程度と合わせてフライス盤で溝を切って歯を付けました。
 返りを砥石で丁寧に削って熱処理して出来上がり。
 201705271722s


 写真は、旋盤でテーパー削りが終わったものをフライス盤にセットし溝切りを始めるところです。
左端は、あらかじめフライス盤で頭を六角ボルト状に削ってありますが、こんな加工も簡単にできて、フライス盤いいなぁ!って感じでした。
 201705281723s


 仕上がったリーマーを加工物に開けたちょっと小さめの穴(Φ14.7mmくらい)にはめます。
201705281724s


 テーパー部の中ほどまで差し込めました。頭の六角はリーマーの溝を切る際の割り出しにも使ったのですが、リーマーを使う(回す)のにも使います。
201705281726s


 こんな感じで、ソケットレンチを使って時計回りに回していきます。
逆回転させると切りかすを巻き込んだりして正確な穴に仕上がらないので、絶対に逆回転してはいけません。
 回した感じは・・・おお、削れてる削れてる、切れてる感触が伝わってきて心地よいです。

201705281727s


 きれいな穴に仕上がりました!
この直径(15mm)より小さいものだったら、リーマー自作できそう♪
これより大きいと、熱処理が難しい(過熱にかなり苦労する)ので無理かなぁ。
201705281745s

 先に作ったシャフトをセットしてみました。ピッタリ♪
やっとここまで来たって感じなんですが、これって赤道儀を作るための部品(ウォームギア)を作るための道具なんですよねぇ‥。

本命が遠い感じがするのはきのせいでしょう・・・。

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2017年3月29日 (水)

モールステーパー

 こんばんは。
今回もまた旋盤ネタです。

 小型赤道儀の製作再開したのですが、そろそろ肝心のウォームギアの製作に入りたいところです。
工作方法もだいぶんイメージできてきたのですが、ギア用の円盤を作る際に失敗する可能性が高くて、何度もやり直す必要があるのではないか?と思い始めました。

 1個だけ作るなら、その場限りのヤトイを作ればいいのですが、失敗のたびにヤトイを作るのはさすがに面倒だし、材料もその都度必要になって、あんまりよろしくないのです。
 
 そこで、旋盤の芯押台と主軸用の何度も使えるヤトイを作ることにしました。
旋盤の主軸の穴は「MT3」、芯押台は「MT2」という規格のテーパーのついた穴になっています。モールステーパーと言います。
 この規格のテーパーのついたいろんな道具・・例えばドリルチャックとかコレットチャック、センターなどをこれらの穴に差し込んで使うんですが、ここに使いまわせるヤトイをはめようという魂胆です。

 

20170329


 MT2規格で作るのはこんな感じの鉄の棒です。頭(太いほう)に溝が切ってあるのは、円盤を作るヤトイとしての用途以外に、主軸用のMT3規格のほうは長くて同じ方法で削れないので、その際に偏心センターとして使うことを想定した追加加工です。

201703171562s

 まず、既製品のMT2テーパーのセンター(先の尖った棒)のテーパー部分をなぞって、刃物台(トップスライド)の角度を決めます。

201703171564s
 角度が決まったらφ40mmの鉄棒をセットします。4爪チャックに正確につかんで反対側にセンター穴を空けるところです。

201703171568s


 センター穴をあけたら、3爪チャックにつかみ直し、センターで押して、外周を荒削り。

201703181570s
 どんどん削ります。

 201703191572s


 外周の荒削りがほぼできてきました。

 201703191574s


 先に角度を決めておいたトップスライドを使ってテーパーに削っていきます。

 201703191578s


 ある程度削ったら、チャックごと取り外してテーパーが合っているかどうか確かめます。
ずいぶん前にバイクのエンジンのバルブとかいじってた時に使っていた「光明丹」を使います。

201703191579s


 こんな感じに光明丹を付けて、芯押台のMT2の穴に差し込み、ぐりぐり回して、光明丹の伸び具合を見て、どの辺が当たっていて、どの辺が当たっていないのか見て、トップスライドの角度を微調整して削り、また当たりを見て→トップスライド調整→削って→・・・と繰り返し、全体的に当たるようになるまで削ります。

201703191584s
 なんとなく、まんべんなく当たってきたので、ここでテーパー削りは完了ということにしました。
 後になって、もっと表面をきれいに仕上げればよかったなぁとちょっと後悔しましたが、この程度でも使えそうです。

201703191593s
 MT2テーパー側に穴をあけて、引きネジ用にM8のネジ穴を切ってます。
このやり方の時はもちろん手動で回します。

201703191597s


ネジ切れました。傘状の大きなテーパーも削って、だいぶん形になってきました。

201703201610s


 ヤトイ(ああ、これは・・ヤトイのためのヤトイ・・・)を作って、パラレル部分まで差し込み、先ほど切った引きネジで主軸の中から引きます。

201703201609s


 この状態で反対側を加工していきます。

 201703211612s


 このヤトイの直径は赤道儀のギアをはめるシャフトと同じ直径30mm。同じくシャフトにはめるベアリングがちょうどはまる大きさにします。写真はベアリングをはめて仕上がりを確認しているところ。

 201703211616s


 こちら側の中心には、ギア用の材料を固定するためのM6ネジを切りました。

 201703231620s


 旋盤にエンドミルをつかんでミーリング加工で溝を切りました。そろそろ、旋盤でのミーリングに限界を感じている今日この頃です。(物欲膨張中)

201703231621s


ミーリング完了。
201703241628s


 この道具は、本来のヤトイとして使う以外に、写真のように芯押台にセットして偏心センターとして使い、次のMT3テーパー削りにも使います。
201703241632s


 今回の完成品は、こんな感じです。
道具の名前は・・・「MT2アーバーφ30ヤトイ兼偏心センター」とでもしとこうかなぁ。
(そのまんまだ・・・) 

 この尖った部分で、肩のツボとか押すと気持ちいいかも♪(血が出るか?)




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2017年3月14日 (火)

小型赤道儀を作る(5)

こんばんは。
前回の続きです。
再開しても作業はぼちぼちなんですが、案外早くすすみました。

201703121528s 今回は、ヤトイの中心に穴をあけて、ネジを切ります。M10の予定でしたが、固定用のボルトの頭が小さいほうがよかろうと思って、M8に変更しました。
201703121531trs M8のネジは、タップで切ったのですが、なるべく垂直になるように、最初の数回転は心押台に取り付けたドリルチャックで掴んで切り始めました。
 写真は切り終わったところ。
 前回、ヤトイの外周をちょっと削りすぎたので、加工物を取り付ける前にアルミ箔を貼ってます。
 ちなみに、アルミ箔は説明書きによると10マイクロメートルの厚さだそうです。
201703121534s アルミ箔でだいぶん改善され、ガタがほとんどわからない感じになりました。


201703121535trs ここから、ラジアルベアリングとスラストベアリングをはめる穴に広げていきます。

201703121536s
 削り始めはこんな感じ。中ぐりバイトは、あんまり出すと「ビビる」ので、最小限に出してます。

201703121538trs
 とりあえず、ラジアルベアリングのサイズに近いところまで削り終わったところ。
ここから、現物合わせで少しずつ削ります。

201703121539s
 「お、はまった」という感じになりました。圧入して使うなら、ここで終了なんですが、圧入してしまうと分解が難しくなるので、もうちょっと削ります。

201703121542s
 慎重に慎重に削って、すっぽり収まりました。

201703121546s
 同じように、その上側をスラストベアリング用にちょっと大きく広げます。こちらは多少ガタがあってもいいので、お気楽です。
 ラジアルベアリングもスラストベアリング(レース部)もきっちり収まり、無事にベアリングハウス部分は完了。
 あとは、シャフトが通る穴を30mmちょっとまで広げる必要があるのですが、今度はヤトイから外して直接つかんでやる必要があります。
 その辺は、また後日。





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2017年3月11日 (土)

小型赤道儀を作る(4)

こんにちは。
だいぶん中断していたのですが、赤道儀工作再開しました。

 144歯のウォームギアを作る際の144分割に割り出す方法を考えている間に、いろいろ忙しくなってしまって、本体の工作途中で止まってました。
 144分割の割り出し方法は、ジグを作るのがめんどくさくて、ラチェットレンチで割り出そうかなどと考えていたんですが、2.5度送り(144分割)のラチェットレンチそのものが結構なお値段するのと、それを使うにしても、それなりの工作が必要になりそうだったので、結局、割り出し盤を作ることにしました。(結構現実的な方法になりそう・・・)

 ギアの方はまだまだ図面書いたり加工方法を頭の中でシミュレーションする必要があるので、後日ということで、今回は、本体加工の続きです。
201703111143s
 本体の片方にはベアリングが入る穴を掘ったのですが、逆側にも軸の合った同じ形の穴を掘る必要があります。
 なるべく正確に軸を合わせるために、ヤトイと言われる仮の台座を作ります。

 上の写真はアルミを挟んで面だししたところです。
201703111145s
 削った面にケガキニスを塗って、目的のサイズよりちょっと大きめに円をケガキました。

201703111150s


 だいぶん削って目的の寸法に近くなってきました。
 手に持っているのが赤道儀の本体部分。この穴にピッタリはまるように、さらに軸を削ります。
0.05mmくらいずつ削っていきましたが、ちょっと削りすぎたかも‥‥
201703111152s


 はまりましたが、わずかにガタが出てしまいました。最後は慎重に3/4目盛(0.025mm×3/4)くらい削ったんですが、それでも削りすぎたみたいです(泣)
 はめるときにアルミ箔かなんか噛ませるかなぁ…

201703111154s

 とりあえず、今日はここまで。明日以降、中心にM10のネジ穴を切ってこのヤトイは完成です。
 本体を取り付けて削り終わるまでは、旋盤のチャックにつかんだままになります…。


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2017年2月25日 (土)

EOS kiss X5改で撮影

Bara_201702241109m


こんばんは。船長っです。
昨夜、天気がよさそうだったので、帰宅後に近くの山で撮影してきました。
先日から改造していたEOS kiss X5での初撮りになります。

冬の散光星雲をと思って、山に急いだのですが、かなりのブランクのせいか、セッティングに時間を取られてしまいました。

バラを導入して何とか撮影開始したのは、午後10時すぎから。水くみ場になっているんですが、この時間に水くみの人が来て、しばらく水をくんでいたので、その後の撮影はできないまま、バラは西の木にかかってしまって、結局1カットです。

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BORG76ED+×0.85レデューサー+LPR-N(FF)フィルター(D=76mm fl=425mm)
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×10分(1枚もの)

このくらいの焦点距離だと、バラの周辺への広がりが分かって、いつもと違う感じでした。
赤はさすがによく出ました。スケアリングも、あんまり問題なさそうです。

結局、散光星雲はバラだけ。
あとは、M64とか、M51とか。もう春の空ですね。

M51_201702251123tr


M64_201702241110tr


上2枚は同じ機材で10分露出4枚コンポジットで、トリミングしてます。
それから、マルカリアンチェーン。
M86etc_201702251117m


こちらは、8枚コンポジットです。
425mmだとだいぶん楽に入ります。右からM84、M86、左端はM88くらいまで入りました。構図をもうちょっと考えるとM87も入りそうですね。

BKP200でも撮影はしたのですが、中心はずれたりとかしてるので、M51のトリミングをば・・・。
M51_201702251139tr



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2017年1月24日 (火)

EOS kiss X5の改造 つづき

こんばんは。

先日、IRカットフィルターの交換をしたEOS kiss X5、今日は星が出ていたので、自宅前でピント位置をチェックしました。

FS-120鏡筒の接眼部にダイヤルゲージを取り付けてあるので、こういう時便利です。

Cmoss2

測定位置は写真の○付近にしました。比較のためにノーマルのEOSでも測定しました。

ドローチューブをいっぱいに縮めた状態からのノーマルのピント位置はそれぞれ、

 A点:2.48mm
 B点:2.50mm
 C点:2.47mm

となりました。
これは、測定誤差を考えるとほとんど揃ってるってことでしょうね。(当たり前か・・)

で、改造X5のほうは、

 A点:3.18mm
 B点:2.94mm
 C点:3.14mm

さすがに、センサーの固定ネジ3本ともを完全に絞めこんだだけなので、揃ってませんが、それでも最大0.24mmくらいです。固定ネジ半回転くらいかなぁ。

それよりも、X4の時もそうだったことを思い出したんですが、代替えのフィルターを入れているにも関わらず、0.5mm以上もピント位置が後方にずれてます。
センサーはカメラ背面からネジでいっぱいまで絞めこんでいるので、これ以上前方(対物レンズ側)に調整できないんですよねぇ…。

望遠系のカメラレンズならほとんど問題ないと思うんですが、経験上、広角系は周辺像に大きく影響すると思うので、なるべくノーマルの位置に近づけたかったのですが、仕方ないですね。
カメラレンズ使うとき、ほかの人たちはどうしてるんでしょうか?

今度、この測定値をもとに、再度分解して、センサー位置を調整したいと思っています。
・・・週末にまにあうかなぁ・・。

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