2018年6月30日 (土)

小型赤道儀をつくる(8)

こんにちは。

先日、一応は144枚歯のウォームギアの製作に成功はしたのですが、失敗したホイールを削って再利用した関係で、設計よりも小さなホイールになってしまったのがどうしても気になっていました。

で、作り直すことにして、ついでにボブも新しいものを作りました。
まずは、ボブを熱処理しました。

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今回は、バーナーで焼き入れした後、料理用のオーブン(250度)で、数回に分けて合計1時間半の焼き戻しをして仕上げました。

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そして、いつものように6mm厚の真鍮板にケガキして切り出し、旋盤にセットして、
穴を正確に開けた後、外周を削ります。

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外周が終わったら、3度傾けてロータリーテーブルをフライス盤にセット、呼び溝を切ります。144分割は、結構手中力が必要です(汗)

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ちょっと中心を外してしまいましたが、呼び溝切終わりました。

201806232530s旋盤にセットして、新たに作ったボブで仕上げです。

201806232535s今度のボブは、SK4で作ってあるので、切れ味が非常に良好でした。


Dsc_1219s
満足いく出来上がり!


201806292558s ギアは納得できる仕上がりで喜んでいたのですが・・・
 じつは、切削中に旋盤から「ゴトン、ゴトン」と異音がすることに気が付きました。
手で主軸を慎重に回してみると、「ゴトッ」と引っ掛かる部分がります。
コレットチャックなどのアーバーを抜く際に、叩いたりしていたので、ベアリングがとうとう
損傷したのかなぁ??
もちろん、ハンマーでたたいて抜く際は撃ち抜かないように慎重にやってはいたのですが…。
 で、あんまりやりたくなかったんですが、旋盤の主軸を分解することにしました。明らかに何らか損傷していると思われるので、このまま使用するわけにもいかないし。
上の写真は主軸を抜いているところですが、主軸の写真左側に入っている黒いプラスチックのスペーサーとキーを外さずに抜こうとしてしまったので、スペーサーを壊してしまいました…。

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ベアリングかと思っていたのですが、主軸回転のスピードを切り替えるギアの損傷でした。
以前から、このチェンジギアはギアの入りの感触に不安があったのですが、修理するには主軸のブロックを取り外す必要があり、いままでだましだまし運転していました。
おそらく、ギアの掛が浅い状態で高い負荷がかかったときに損傷したのかなぁと思います。
 早速、寿貿易さんに部品の問い合わせ中です。トホホ・・・

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2018年6月16日 (土)

今日の工作

こんばんは。 今日はウォームギアを切るためのボブの工作を途中まで。
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上の写真は、今まで使ってたヤツ。 加工が楽な軟鉄製で肌焼き(浸炭焼入)してますが、焼の入る層はとても薄く長持ちしません。 今回はドリルロッドと言う炭素鋼の一種で作り直し。 1529147823283


まずは、旋盤で外径削り。直径8.6mmにします。
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次にフライス盤にセットします。 芯出しと平行出しを慎重に。 1529147825905


縦溝を切ります。スクイ角は0度。
全部で6条切ります。
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切り終わったところです。 1529147831406

ここがちょっと難しいんですが、逃げ角をつくります。
20度回転させて、刃先を削らない程度外周を削り取ります。
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少し残して仕上げました。これ以上は自信がありません。 1529147834985




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今日はここまで。 次は再び旋盤にセットして、ネジ切りの要領でウォーム状にし、最後に焼入れ焼き戻しをして完成の予定です。

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2018年6月 9日 (土)

小型赤道儀を作る(7)

こんばんは。
昨年末以来の更新です。
とっても気長に製作中の赤道儀ですが、ウォームギアのギア(ホイールの方)切削で失敗を重ねて、ちょっとやる気が遠いところに行きかけてました。

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 上の写真は三作目のギアです。
赤い線は10歯毎に入れてありますが…これは149歯(?)だったかな‥。
2度の失敗の末、今度こそはと思ったのですが、失敗。
なりゆきに任せて削ると、その時のセッティングの具合とか、ホイールの固定ネジの締め付け具合とかで歯数がまちまちになってしまうようです。
 この写真の赤線を入れ終わった時点で・・・文字を入れる気力もなくなり・・。危うく旅に出てしまうところでした‥。

 自作の割り出し盤も、ピッチが細かすぎてうまく割り出せず失敗してるので、まぁ当たり前なんですけどね。
 今はフライス盤を導入し、既存の割り出し盤(ロータリーテーブル)を使っての割り出しができるようになったので、4作目はあらかじめ144か所の溝を掘ってからギアを切ることにしました。
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 ポイントは、縦にセットしたロータリーテーブルをウォームのねじれと同じ程度の3度ほど傾けていることです。ホイールの縁に3度傾いた溝を144個切るわけです。
 この方法をもともとやりたかったのですが、割り出し盤が大きすぎて旋盤の方には乗せることができず、前回は割り出し盤を自作したわけです。
 今回はフライス盤の大きな懐を使って上の写真のようにセッティングできました♪
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 そして4作目にしてやっと!144歯のギア(ウォームホイール)ができました!
ただ、このホイールは、外径が設計58.1mmに対して56.0mmしかありません。
これは、3作目がほぼピッタリの外径だったのですが、その歯を削り落として再利用したためちょっと小さくなりました。5歯分は小さくてもいいだろうと・・・。
 なので、歯のピッチがちょっと詰まった感じになってます。いずれ作りなおすつもりです。

 それから、とりあえず、ウォームの方も作ってみました。

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 12mmの真鍮丸棒を両側に三つ爪で挟んで両側にセンターを掘って、上の写真のように削り、耳の部分はちょっと大きめに仕上げてます。
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 偏心なく削るために、これを両センターでセットして削ります。
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 少しずつ、今回は0.075mmずつ切込ながら何回にも分けて溝を切っていきます。
 今回のギアはこのウォームのピッチを先に切りのいい数字(1.25mm)にしたので、このウオームとギアのモジュールは約0.398です。
 こうしないと、このウォームのピッチが円周率で割り切れなければいけないことになってしまって、旋盤のギアの組み合わせがめんどくさいことになるので、ピッチを先に決めたのです。(結果、モジュール数が半端になる)
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 耳軸の直径を6mmにそろえて…そして、出来上がり!
 耳軸部分の表面がいまいちだったんですが、まぁ、そこは許容範囲。
 できたできた!と満足していたのですが・・・。若干切込深さが足りないことに気づき、再度旋盤にセットして、追加でけずりました。
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 歯の頭の幅が設計上は0.26mmなんですが、見た目があまりにも広かったので、作業を振り返って考えていたら、ちょっと切込不足だと気付いたんです。
 ネジ切り作業で、一度旋盤から外した材料をセットして同じ溝の位置で切るのは、なかなか勇気がいりました。
 とりあえず、無事に修正までできました。
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 おおお!ちゃんとかみ合ってる!(あたりまえ?)

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2017年12月31日 (日)

仕事納め

今年も残りわずかですね。
いろいろあった1年ですが、今日で今年の仕事は仕事納めです。
写真は小型赤道儀のウオームギアの作りかけです。
1回目が150枚、2回目が146枚、そして3回目の途中で、今年は仕事納めです。
皆様よいお年を!

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2017年12月21日 (木)

冬の星雲

 こんばんは。
 今週は休日出勤の代休を月火と連続で取って、日曜日から諸塚村へ遠征してきました。
この冬一番の寒さということで、平地でも気温3度。標高900m付近だと、-3度くらいにはなりそうな気温でした。

Dsc_0881
 途中の飯干峠はごらんのとおり、凍ってます。下りでこの氷は自信がないので、退散。迂回して椎葉経由で現地へ向かいました。
 池の窪キャンプ場に入るつもりだったのですが、到着が遅くなり、手前の峠で撮影することになりました。

 とても寒かったのですが、天気は最高!
 まずは、M45をば・・・。

M45_20171217m


●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造
●露出:ISO1600×10分×4枚、同5分×4枚コンポジット
●その他、リサイズ

 今回は、あまりに寒くカメラの冷却がなんだかバカバカしくなったので、冷却なし?いや天然冷却?です。

 次は、ハート星雲の中心部。
Ic1805_20171218tk1mtr
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造
●露出:ISO1600×10分×10枚コンポジット
●その他、リサイズ

 画像処理の過程で、RGB同時に持ち上げてしまったので、ちょっと赤色がきれいではありませんが、星団とかぶっていてにぎやかな部分です。

 そして・・クラゲ獲ったどー(笑)
Ic443_20171218tk1m


 ●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造
●露出:ISO1600×10分×10枚コンポジット
●その他、リサイズ

 今回は足が出るようにしてみたんですが…なんだか♨マークみたいです。

 そして、今回はBORG76EDにマルチレデューサーを付けての初撮影!
Ic1805_20171217tk1m

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BORG76ED+マルチレデューサー×0.7+LPN-Rフィルター(D=76mm fl=350mm)
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×10分×10枚コンポジット
●その他、リサイズ

 鏡筒もレデューサーもかなり古い製品ですが、素晴らしい性能です。焦点距離も限りなく望遠レンズに近い長さで写野が広くて、こういう大きな天体には重宝しそうです。

 本当はバラとかクリスマスツリーとか、150㎜でのレムナントなんかも撮りたかったのですが、寒さもあってか、いつもより早くバッテリー切れ。
 充電する間休憩♪

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Img_0450m


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Img_0476trm

 コーヒーを飲んだり、別のカメラで固定撮影したりして、こちらはこちらで楽しめました。

 が、しかし・・・。充電中のバッテリーに目をやると・・・?なんかランプが点滅してます。一度外して充電し直してもすぐにランプ点滅。
 どうやら、充電できないみたいです。おそらく、中の電解質が凍結して充電できなくなったようです…。
 というわけで、今回はここで終了。

 12月なので、仕方ないんですが・・・めちゃ寒い中の撮影。

 それでもなんだか自分が充電出来た気がします♪

 

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2017年12月11日 (月)

続・中国製ケロシンランタン

こんばんは。
先日の中国製ランタン、ミキシングチューブ、ガスチャンバー、ノズルを本家の部品に交換するために改造しました。

201712042165s


まずは、一体となっていたカバーとチムニー・ミキシングチューブを分離しました。リベット付けでした。

201712042167s


 チムニーとミキシングチューブはノズル側で溶接してあったので、金のこで切断しました。

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 左がこのランタンに付いてたミキシングチューブとノズル。左はペトロマックスHK150用の部品を組んだ状態。

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 切断した後、チムニーに溶接してあったステイを、ガスチャンバーが干渉しないようやすりで削りました。

201712082186trs


 仮組した状態。なんとかはまりそう♪

201712082187s


 ヘッドカバーに取り付けました。

201712082191s


 写真ないのですが、マントルはコールマンの#21Aを使いました。ちょっと大きすぎるようなので、根本の緑色の部分を折り返して取り付けてます。
 なんとか本来の明るさを取り戻したようです。

 それでも、手ぶらでずっと燃えている・・というわけにはいかないようで、燃焼の調子が悪くなったら、ポンピングするなど、早めに対処しないと煤がマントルを覆ってしまって不完全燃焼の悪循環になってしまうようです。
 また、燃焼の熱でタンクの圧力が上がってしまうことがあるようで、一度安全弁が開いてしまいました。

 201712082200s


 安全弁が開くと「パンッ」という音とともに、このつまみの真ん中の棒が飛び出てきました。
 今日は、点火・消火を2回ほど繰り返してみて、合計5時間ほど燃焼させてみましたが、最後に煤がついてない状態で消火まで行けたので、なんとか使えそうです。

201711232157trs
 これは修理前のガス漏れの様子。

 前回書いたように、ガス漏れがいたる所からあったし、ロウ付けの不良もあったし、信じられないくらい手抜きもあったし…修理・改造の手間を考えたら、ちゃんとしたの買った方がよかったですね。
 
 まっ、バッタもんのそんなところが楽しいんですけどね。


 

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2017年12月 4日 (月)

中国製ランタン

こんばんは。 だいぶん前に、灯油で使うランタンがほしくなって、ぺトロマックスという存在を知りました。 調べれば調べるほど・・、いい♪ 大まかに、HK500というモデルとHK150というのが流通してるようでした。 HK500はとにかくでかくてもて余しそうなので、HK150を探したんですが、どうやらもう作ってないみたいで、手に入りそうにありません。 そんな時、目についたのが中国製のデッドコピーみたいなこれ! 1512317302409.jpg 本家の三分の一くらいの値段でした。 初点灯はできたのですが、とにかく調子がおかしい! 1512317304502.jpg すぐにマントルに煤がついて、暗くなります。 ・・で分解! 1512317307553.jpg この辺り、すべての根元から燃料と空気が漏れてました。 色々修理しました。 1512317309569.jpg 1512317312018.jpg 空気や燃料が漏れる箇所は半田付け、余熱バーナーの蓋はずれてたのでノズルの中心に来るよう調整しました。 ここまでやっても、しばらくつけると、すぐに煤けて暗くなり、最後は炎しか出なくなります。 色んなところに手抜きや雑さが散りばめられてて、なかなか楽しいです。 結局、一番まずいのはここかと。 1512317313912.jpg ノズルです。 本家のここは、チャンバーがあって少し広くなった後に陶器製のノズルが付いてるんですが、これはミキシングチューブより少し大きめの金網が付いてて、それがノズルになってます。 ここに煤がついていたので、やはりここかと。 おまけに、ちょっとつついたら、穴ほげました。 まだまだ手がかかりそうです♪

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2017年8月27日 (日)

晴れ!ゴーゴー!

 こんばんは。
 大きいわりに荷物の乗らないエスティマにはかなり不満があったのですが、来年度の自動車税から割増しになることもあって、ハイエースに買い換えました。
やはり、一度乗るとやめられないハイエースです、ハイ。

 ナンバーは特に希望しなかったのですが、出てきてびっくり「80-55」!、そう「晴れ!ゴーゴー!」だったんです!いや、星の写真を撮る者として、こんなゴロの良いナンバーはないだろうと思ってます♪

 最近、休日出勤が多くて残業代は出ない代わりに代休をとることが多くなってまして、仕事の都合さえつけば3連休を作ることもできます。
 そんなわけで、納車の翌日(25日)に晴れゴーゴー号で初の遠征に出かけてきました。

 行先はもう、定番になってしまった諸塚村。今回は3連休とは言え、出発時刻が遅いのと、日曜日はゆっくりしたかったので、キャンプなしです。
 一発目は、今シーズンはすでに取り逃した感のあるアンタレス付近です。

Tk1ms
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:SIGM150mmf2.8APO MACRO DG HSM+LPN-R(FF)フィルター
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×4分×8枚コンポジット
●その他、リサイズ

 もうシーズン過ぎてて、西に大きく傾いた状態でした。右下は地上の木の影が入ってます。さすがに高度が低すぎて青系の淡い色がほとんど出ませんでした。コントラストも悪く、無理に処理したのでアンタレスなんかは色が飛んでしまいました。

 

 そして、いまだに納得いくものが取れていない網状星雲NGC6992。

Ngc6992_20170825tk1ml

●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BKP200/F800+MPCCmk3+LPS-P2フィルター(D=200mm fl=805mm)
●カメラ:EOSKissX4 ローパス改造、外部冷却
●露出:ISO1600×15分×8枚コンポジット
●その他、リサイズ

 今回はたっぷり露出できました。メジャー級の天体で十分な露出がかけられているのなら、コンポジット枚数は8枚でも十分だなぁと思いました。
 久しぶりにちゃんと撮れたので、もうこれだけでも遠征した甲斐はあったというものです。
 これは来月あたりまでは撮れそうですが、今シーズンは最後かなぁ。

 次も網状なんですが、こちらはBORG76EDと改造kissX5で撮影して2カットをモザイク合成してみました。

Ngc69926960_tk1fftrm
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:BORG76ED+レデューサー+LPN-Rフィルター(D=76mm、fl=425mm)
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×14分×4枚コンポジット×2コマモザイク
●その他、リサイズ・トリミングしてます

 モザイク合成はまだ1~2回しかやったことなかったのですが、今回は継ぎ目が目立たないように慎重に処理してみました。構図をミスってるのでちょっと窮屈でした。
 もうちょっと余裕をもって4コマモザイクでやった方がよかったのか?それとも色合わせが楽な2個まで構図を攻めるべきか悩みます。
 継ぎ目が目立ってしまうのが怖かったので、トーンカーブやレベル調整などは最初から2枚同時に同じ処理をしていきました。それでも若干色味が変わってしまうので、最後は自分の感覚を頼りに色合わせしました。

 そして、最後にハート星雲。
Ic1805_20170826tk1ms
●赤道儀:ロスマンディーG11+GEMINI2
●ガイド:PHD+60mmF4ガイド鏡+QHY5-Ⅱによるオートガイド
●鏡筒:SIGM150mmf2.8APO MACRO DG HSM+LPN-R(FF)フィルター
●カメラ:EOSKissX5 ローパス改造
●露出:ISO1600×8分×10枚、4分×4枚、計14枚コンポジット
●その他、リサイズ

 この天体も、だいぶん前から取り組んではいたのですが、だいたいいつも後回しになったりして、ちゃんと撮ってなかった気がします。
 今回は150㎜望遠レンズで撮りました。空の状態が良かった割には、いまいちだったので処理の段階でごまかしてます。
 遠く熊本方面での稲光がひどくて、もしかしたらf2.8ではかぶってしまったのかなぁとも思いましたが、真相は不明です。


201708262140s


 遠くの稲光はこんな感じで、数十秒に1回くらいは光ってました。
ついでにミラーレスで撮った北天を1枚。
201708262113s


 カシオペア座からアンドロメダ座付近です。M31やよーく見るとM33まで写ってます。
明け方はもうオリオン座も昇ってきて、もう夏は終わってるんだなぁっと、しみじみ感じた遠征でした。

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2017年6月22日 (木)

小型赤道儀を作る(6)

 こんにちは。
先日、割り出し盤がなんとか完成したので、ウォームギアの製作に突入しました。

 前回の割り出し盤の記事を読み直してちょっと補足なんですが、既製品のロータリーテーブルで割り出せばいいじゃないか?と疑問を持たれるかもと思ったもので。
 既製品のロータリーテーブルが使えると、専用の割り出し盤は不要なんですが、私の旋盤は小さいので、既製品のロータリーテーブルを乗っけて工作は不可能なんです。
 で、苦労して専用の割り出し盤を作ったわけです。

 さて、ウォームギアの製作ですが、6mm厚の真鍮板から切り出しました。

201706181942s


 ケガキは、仕上がり寸法ではなく、穴はちょっと小さめ、外径はちょっと大きめに描いてます。
201706181945s


 面盤にセットして旋盤で穴を先に仕上げました。
201706191950s


 縁を落として八角形にして、再度旋盤に。前に作ったモールステーパー(MT3)のついたヤトイにセット。外周を削っていきます。
201706201955s さらに外周の縁を凹ませていきます。あらかた剣バイトで階段状に凹ませたら、金のこの刃で作った刃物を使って「手バイト」で削ります。
 これで失敗して、指をけがしてしまいました。(血が出た~!)
201706201964s
 外周の加工が大体終わったところです。

201706211971s
 で・・・割り出し盤を使って、ギアの歯を切っていくときのガイド溝を切っていったのですが‥‥。
 割出、感触が微妙すぎて難しいです。
 もう・・途中で「失敗してます!」って感じで、写真でもわかると思いますが、溝の間隔が均等になってません。
 苦労した割に、割り出しは失敗っぽいです。

201706211973trs
 そしていよいよ、この刃物の出番です。これ作ったのはもう4~5年前だなぁ・・・。
201706211975s
 こんな感じで旋盤にセットします。ガイド溝がしっかりできてないので、もう出たとこ勝負です!
 ちなみに、ギアの歯を切るときは割り出し盤を裏返しにセットして使うように設計してます。
そして、ギアになる円盤は自由に回転できるようにセットしてます。
201706211978s
 ギアが切れてきました。見た目いい感じ♪・・と思っていたのはちょっとの間だけでした‥。
201706211979scount

 割り出し作業は、完全に失敗。歯切りはとりあえずできましたが、問題は歯の数。
生を数えるのは難しそうだったので、撮った写真で数えてみました。
 1・・・10・・・・20・・・・70??、あれ?70歯目ちょっと早くないかい?いやいや気のせいだ‥80・・・90・・・・100・・・・110・・・120・・・・なんか多いような気が・・・130・・・140!
あう・・どう見てもあと10歯くらいありそう・・・。

 なんと、144歯を目指して作ったギアは150歯になってしまいました。最初の割り出しがうまくいってなくても、いくら何でも、プラスマイナス1歯くらいだと思っていたのに‥。
 なんか計算まちがえたかなぁ??

 というわけで、1回目のギア製作は失敗してしまいました。
しばらく立ち直れないかも・・・(嘘です♪)













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2017年6月15日 (木)

割り出し盤(144分割)完成!

201706141926trs


 こんにちは。
小型赤道儀の部品(ウォームギア)を作るための道具「割り出し盤」が完成しました。
一時はラチェットを利用しようかとか、もっと楽な方法はないかと考えていたのですが、結局は、これを作ることになってしまいました。

 構造は、台座の上の円盤の下面にφ1.5mmの浅い穴が72個(5度ピッチ)で空いていて、その穴が台座に取り付けてある小さな鉄球(下の写真)の上で止まることで割り出しを行います。
201706141936s


 この小さな鉄球の位置がみそで、軸の中心から57.5°離れて2か所についてます。最初の鉄球に円盤の穴がはまったときは、もう一方の鉄球はちょうど穴と穴の間にあります。
円盤を回転させると、穴にはまってなかった鉄球の方が穴にはまることで、72×2=144分割ができる仕組みです。

 201706091883s


 円盤の小穴は上の写真のようになっていて、びっしりです。φ1.5㎜でもこんな感じで、直接144分割にはできませんでした。
 穴あけの状況は次の写真のような感じ。結構根気が・・・。
201706091877s


 側面の大きめの穴は、この円盤を回すときにピンをはめて指がかかるようにするために開けてますが、この割り出し装置で最初の「割り出し」でした。
201706141924s


 こんな感じで、側面にφ3.1mmの穴を15°ピッチで24か所開けてます。


 本体の鉄球は直径3mmなんですが、最初にφ2.8mmの貫通穴をあけて、途中までφ3.1mmに広げて、最後に手製のリーマーで直径の変わる部分をテーパーに削り、鉄球の頭が0.3mmくらい出るように調整しました。
 あとは穴に入れたピンを、ヘアピンから削りだした板バネで背面から止めてます。
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 下から、3㎜の鉄球、φ3㎜のシャフト、ヘアピン削りだし板バネ、止めネジ(M2)。
201706141930s


 背面からこんな感じで止めてます。

 あとは、ウォームギアの案内溝を切るためのカッターを作れば、いよいよウォームギアが作れそうです♪


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