旋盤工作

2017年3月14日 (火)

小型赤道儀を作る(5)

こんばんは。
前回の続きです。
再開しても作業はぼちぼちなんですが、案外早くすすみました。

201703121528s 今回は、ヤトイの中心に穴をあけて、ネジを切ります。M10の予定でしたが、固定用のボルトの頭が小さいほうがよかろうと思って、M8に変更しました。
201703121531trs M8のネジは、タップで切ったのですが、なるべく垂直になるように、最初の数回転は心押台に取り付けたドリルチャックで掴んで切り始めました。
 写真は切り終わったところ。
 前回、ヤトイの外周をちょっと削りすぎたので、加工物を取り付ける前にアルミ箔を貼ってます。
 ちなみに、アルミ箔は説明書きによると10マイクロメートルの厚さだそうです。
201703121534s アルミ箔でだいぶん改善され、ガタがほとんどわからない感じになりました。


201703121535trs ここから、ラジアルベアリングとスラストベアリングをはめる穴に広げていきます。

201703121536s
 削り始めはこんな感じ。中ぐりバイトは、あんまり出すと「ビビる」ので、最小限に出してます。

201703121538trs
 とりあえず、ラジアルベアリングのサイズに近いところまで削り終わったところ。
ここから、現物合わせで少しずつ削ります。

201703121539s
 「お、はまった」という感じになりました。圧入して使うなら、ここで終了なんですが、圧入してしまうと分解が難しくなるので、もうちょっと削ります。

201703121542s
 慎重に慎重に削って、すっぽり収まりました。

201703121546s
 同じように、その上側をスラストベアリング用にちょっと大きく広げます。こちらは多少ガタがあってもいいので、お気楽です。
 ラジアルベアリングもスラストベアリング(レース部)もきっちり収まり、無事にベアリングハウス部分は完了。
 あとは、シャフトが通る穴を30mmちょっとまで広げる必要があるのですが、今度はヤトイから外して直接つかんでやる必要があります。
 その辺は、また後日。





| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月11日 (土)

小型赤道儀を作る(4)

こんにちは。
だいぶん中断していたのですが、赤道儀工作再開しました。

 144歯のウォームギアを作る際の144分割に割り出す方法を考えている間に、いろいろ忙しくなってしまって、本体の工作途中で止まってました。
 144分割の割り出し方法は、ジグを作るのがめんどくさくて、ラチェットレンチで割り出そうかなどと考えていたんですが、2.5度送り(144分割)のラチェットレンチそのものが結構なお値段するのと、それを使うにしても、それなりの工作が必要になりそうだったので、結局、割り出し盤を作ることにしました。(結構現実的な方法になりそう・・・)

 ギアの方はまだまだ図面書いたり加工方法を頭の中でシミュレーションする必要があるので、後日ということで、今回は、本体加工の続きです。
201703111143s
 本体の片方にはベアリングが入る穴を掘ったのですが、逆側にも軸の合った同じ形の穴を掘る必要があります。
 なるべく正確に軸を合わせるために、ヤトイと言われる仮の台座を作ります。

 上の写真はアルミを挟んで面だししたところです。
201703111145s
 削った面にケガキニスを塗って、目的のサイズよりちょっと大きめに円をケガキました。

201703111150s


 だいぶん削って目的の寸法に近くなってきました。
 手に持っているのが赤道儀の本体部分。この穴にピッタリはまるように、さらに軸を削ります。
0.05mmくらいずつ削っていきましたが、ちょっと削りすぎたかも‥‥
201703111152s


 はまりましたが、わずかにガタが出てしまいました。最後は慎重に3/4目盛(0.025mm×3/4)くらい削ったんですが、それでも削りすぎたみたいです(泣)
 はめるときにアルミ箔かなんか噛ませるかなぁ…

201703111154s

 とりあえず、今日はここまで。明日以降、中心にM10のネジ穴を切ってこのヤトイは完成です。
 本体を取り付けて削り終わるまでは、旋盤のチャックにつかんだままになります…。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年1月28日 (木)

小型赤道儀を作る(3)

20160128waridasidaiza


こんばんは。
上の画像、なんのこっちゃ?って感じですが・・。
作りかけてストップしていた小型赤道儀、ウォームホイールの割り出し方法でつまずいてました。

 一応、144歯にしたいので、それで設計を進めていて、これを加工するためのボブと呼ばれる工具は作ったのですが、これでウォームホイールを切るには、本来ならボブの回転にあわせてホイールを正確に回転させてやる必要があります。

 そのような装置は考えただけでも複雑そうで、とても作れそうにありません。なので、ホイールは自由に回転させながら切る事になるのですが、自由に回転させると歯の数が1歯少なかったりするそうです。

 愛読している「ミニ旋盤を使いこなす本」によると、あらかじめホイールに歯数にあわせて浅い切込みを入れておくと上手くいくらしいので、ホイールの外周に144箇所の切込みを入れたいのです。
 問題は、この144箇所の割出をどうやって行うか?だったんです。

 作ろうとしているウォーム・ギアのモジュールは約0.398です。なんでそんな半端なのかというと、ピッチを1.25mmに固定したからです。モジュール数をきりの良い数字にするには円周率で割れるピッチにする必要があるのですが、そんなピッチでボブが作れないので、ピッチのほうをきりの良い数字にしたという訳です。
 こんな小さなモジュールの144枚歯の歯車が手に入れば、それをトレースする形で割り出しできるのですが、結構探しても手に入りそうにありませんでした。
 モジュールの大きな歯車はものも大きくて、旋盤上で加工物と一緒に乗せるのはちょっと無理があるので。
 「どうやって割り出ししようか?」と悩んでいたんですが、最近、良いものを発見しました!

ラチェットレンチです。
送り角が2.5度(144分割)のものがあるみたいで、これを利用すれば比較的正確に割り出しできそうです。物も小さいし、何とかなりそうな感じ。

 それで画きはじめた図面が上の画像です。
薄い線で描かれているほうが台座。濃い線は加工するホイールと、軸です。
まだまだ描きはじめですが、加工方法をシミュレーションしながら作図を進めていこうかと思っています。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2015年4月19日 (日)

小型赤道儀を作る(2)

こんにちは。
小型赤道儀の工作、片面のベアリングを収める部分が削りあがりました。
出来上がりはこんな感じ。(片面だけですけど・・・)
D7020150418477


最初にあけた14mmの穴から、中ぐりバイトという刃物を使って広げてきます。
D7020150418448


D7020150418459
現物合わせしながら慎重に開けていきます。上の写真はスラストベアリングの部品を当ててみたところです。この部分は少しスカスカに削ってもいいのですが、その奥にはめ込むラジアルベアリングの穴掘りの練習ということで、一度ぴったりに仕上げてみました。
D7020150418463


下の段のラジアルベアリングの部分も現物合わせ。

D7020150418483
ベアリングを組んでみました。
このベアリングの穴を掘り終わって旋盤から取り外す前に穴の出口の「面」を削ります。
この穴と面を基準にして反対側を削ることになるので、ここの仕上げは重要なんです。
次は、14mの小さい穴を反対側からちょっと広げて掘った後に、「ヤトイ」を削ってはめ込んで反対面を削る予定です。

・・・その前に、「ヤトイ」に使う材料を切り出さねば・・・・材料の切出しが一番おっくうだなぁ・・・。





| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月15日 (水)

小型赤道儀を作る(1)

こんばんは。
前回紹介した工作ですが、下の図のような赤道儀を作ろうと思っています。
(このままでは「赤道儀」に見えないですが・・(汗))

1


この図面もまだ途中段階で、すべての設計が終わっているわけではありません(汗)
加工の成否や材料の入手状況に合わせて設計も進めていくつもりです。
この図の濃い線で描かれた赤緯体になるブロックを加工しているところです。

D7020150413431



先日、ブロックの切り出しと面出しをやった後、軸になる穴を加工するためにドリルで10mmの穴を開けました。
上の写真は10mmのドリルを空けているところですが、このままでは加工物も回ってしまうので、手で押さえます。危ないので、もちろん低速でまわします。
こんな方法で穴を開けるのには訳があって、一発で貫通した穴をあけられないので両側からあけるんですが、そうやると必ず左右からの穴が食い違ってしまうので、片方(右側)を芯押し台につけたセンターという道具で押しながら、旋盤に加えたドリルで開けます。
こうすると、ドリルはセンターに向かって押されて、まっすぐ入っていきます。
途中まであけたら工作物を反対向きに取り付けて同じことをやると、段差なく貫通するというすんぽうです。
もちろん、いきなり10mmをあけるのではなくて、最初は4mmくらいから始めて少しずつ広げていきます。

D7020150414437

10mmの穴まで来ると、やっと旋盤用の中ぐりバイトという刃物が入るので、今度は本当の旋盤作業で広げて行きます。
とりあえず、今後の加工のために10mmの穴を14mmまで広げました。
D7020150415447


ここまでは、あんまり精度は必要なかったのですが、これからベアリングを納める部分を削っていくので、精度を気にした加工が必要になってきます。
次の加工は焦って失敗しそうなので、今日はやめときます(笑)





| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年4月11日 (土)

工作!

D7020150407320


こんにちは。
今日は、月が出るのは夜中1時前頃だったと思うので、ちょっと撮影に出ようかなぁと思っていたのですが、現在、うす曇。
ちょっと残念でした。

写真は次の工作の部品。ベアリングです。ラジアルベアリングとスラストベアリングです。
ポータブル赤道儀を作ろうかと思って、今日から加工に入ります。前から作ってみようと、構想だけはあったんですが、なかなか重い腰が上がらず・・・(笑)
このベアリングが赤経軸のシャフトを支えます。内径は30mmです。

D7020150407322

ベアリングを収めるボディーは上の写真のアルミブロックから削りだします。約60mm角のブロックですが、切り出して面を出してやる必要があります。
これを切るのがおっくうで、何となくはじめることができなかったんですが、意を決して切りました!
「切るぐらい」と思われる方もおられるでしょう。
でも、これだけは断言できます!
「電動工具無しでこれを切るのが一番大変!」・・・なんです。

で、最初から金鋸でやるのは体力的自信がなかったので、途中までディスクサンダーで切って、砥石が届かなくなったところから金鋸で切りました。
最後の30mm角ぐらいを金鋸でせっせと切ったのですが、これだけでも30分くらいかかりました・・。(汗・・ダクダク)
切り出した材料は下の写真のとおり。

D7020150411325


今回の切断面に加えて、横の2面も切りっぱなしの凸凹なので、まずは面出しからはじめます。
・・ああ、やっと旋盤加工に移れる・・・。

4月12日追記です。
切り出したブロックの面出しをやりました。
D7020150411416


こんな感じに旋盤にセットして削っていきます。
出来上がりは下の写真♪
D7020150412425


もともとの切断面の凹凸が思ったよりも大きかったので、短い方の2辺は予定していたサイズよりそれぞれ0.4mmと0.8mm短くなってしまいましたが、特に問題ありません。設計図を修正するだけ。
長い1辺(軸方向)は自分で切断するときにちょっと長めに切ったので、逆に数ミリ長くなりました。
旋盤での面削りなので、実際は中央部が若干凹んでいるんですが(旋盤の規格・構造上そうなるそうです)、これも特に問題なし。
今日はここまで。続きは明日以降ぼちぼち頑張ろうかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月28日 (水)

工作

1401288844504.jpg

こんばんは。
やっといろんな活動を再開できました。
写真は旋盤を使って16mm角の鉄棒に切り込みを入れているところです。
先日、同じく旋盤で「突切り」と言う作業をしているときに、これに使うバイト(刃物です)を折ってしまったので、その代わりの工具を作ってます。
一歩進んで五歩くらい下がった感じです(涙)。
こちらもリハビリ中です。

最近、衝動買いもいくつかやってしまいました。
目玉は、光害カットフィルターかな。広角レンズでも使えるものが欲しかったので、マウント内に取り付けるタイプ。
物が届いたら、紹介しようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月12日 (木)

次の工作

20120711_234402_1trs こんばんは。
次の工作に取りかかっておりますが、写真はウォームホイールを切るためのボブの出来かけの状態です。
ウォーム・ギアを使ってポータブル赤道儀や双眼鏡用の微動雲台など作ってみたいなぁと考えております。
ボブは、軟鉄を削って形になってきたところで、この後、浸炭焼き入れして刃物に仕上げようと思っていますが、やったことがないので、うまくいくかどうか・・・。
その後の工程も未知なゾーンなので、時間がかかりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月11日 (水)

点滴バルブのその後

20120708_190838trs こんばんは。
今日も夜な夜な工作しておりました。
この前作った点滴バルブは快適です!
写真のような感じで、切削油(水溶性を使ってます)を点滴しながら削るので、油を注す手間が省けて、削りに集中できます。
早速次の工作に着手しましたので、作業が進み次第、紹介していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 4日 (水)

バルブ完成!

20120704_221948trs
こんばんは。
先日から作っていた、油点滴用バルブが完成しました!
全長5cm程度の小さな作品ですが、今後の旋盤工作に威力を発揮してくれるだろうと期待しています。
まだ実際に使ってみていないので使用感は分かりません。
一応、丁寧に作ったつもりですが、内部に入っているピンや穴の仕上げに雑さが残っていたら・・・油だだ漏れとなる可能性もあります・・・・。使ってみてのお楽しみ(?)です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧